修士論文研究

2020年度

  • 貫通孔と鉄筋のカットオフ・重ね継手を有するRC 梁の構造性能に関する実験研究:
    鉄筋コンクリート梁では、主筋のカットオフや継手のほか、配管のための貫通孔を設けることがあります。設計ではカットオフ筋の付着、通し筋の継手、貫通孔のせん断耐力をそれぞれ検定しますが、これらの複合的な影響を考慮したほうが望ましいです。この研究では、貫通孔を有する梁の繰り返し加力実験を行い、鉄筋のカットオフ、重ね継手が与える影響を検討しました。
  • 2段配筋RC梁の主筋カットオフに対する補強方法の解析的研究:
    鉄筋コンクリート梁では、スパン途中の曲げ応力の小さくなる箇所で鉄筋をカットオフすることがあります。梁のカットオフ位置では、鉄筋量が不連続となることで弱点となる場合がありますが、鉄筋のカットオフに対する有効な補強については不明な点が残されています。この研究では、過去の実験資料の分析とFEMによる解析により、鉄筋のカットオフに対する効果的な補強方法についての検討を行いました。
  • 地震動を受ける鉄骨置屋根構造のRC架構の構面外挙動に関するFEM解析:
    鉄骨置屋根構造とは、鉄骨トラス屋根がRC構造などの下部架構によって支持されている構造形式で、学校体育館などに使われます。その構造特性から、地震動を受けると下部架構の面外に応答変位が大きくなります。2016年の熊本地震でも被害が報告され、縮小の部分架構試験体を用いて被害を再現する振動実験が行われました。この研究では、振動実験をFEMモデルで解析し、面外応答を増大させる要因について分析しました。